一般的にバイクと呼ばれるものを見てみると、免許の種類によって乗れるものと乗れないものがあります。
そしてバイク自体も、排気量や登録種別によってナンバープレートが色分けされています。
具体的にどうなっているのかみてみましょう。
免許制度
バイク全体では、7つの免許があります。
どの免許でどれを運転することができるのか、説明文の下の番号を参照してください。
原付 |
(1) 排気量50cc以下のバイクに乗ることができます。 | (1) |
AT小型限定普通自動二輪車 |
(2) 排気量125cc以下のAT車(主にスクーター)と原付バイク全般に乗ることができます。 | (1)(2) |
小型限定普通自動二輪車 |
(3) 排気量125cc以下のバイクに乗ることができます。 | (1)(2)(3) |
AT限定普通自動二輪車 |
(4) 排気量400cc以下のAT車(主にスクーター)と原付バイク全般に乗ることができます。 | (1)(2)(4) |
普通自動二輪車 |
(5) 排気量400cc以下のバイクに乗ることができます。 | (1)~(5) |
AT限定大型自動二輪車 |
(6) 排気量650cc以下のAT車(主にスクーター)と原付バイク全般に乗ることができます。 | (1)(2)(4)(6) |
大型自動二輪車 |
(7) すべてのバイクに乗ることができます。 | (1)~(7) |
ナンバープレート・車検
バイクはその登録の仕方と登録する自治体によって、ナンバープレートの色が異なってきます。
今度はその種別について見ていきましょう。
125cc以下については、基本的にすべて市町村への登録になります。
高速道路は運転できません。
市町村への登録
白 色 原付 |
第一種原付(排気量が50cc以下の2輪車、3輪スクータなど) |
---|---|
黄 色 第二種原付 |
総排気量が50ccを超え、90cc以下の2輪車(普通二輪の小型限定、以前の小型二輪) |
桃 色 第二種原付 |
総排気量が90ccを超え、125cc以下の2輪車(普通二輪の小型限定、以前の小型二輪) |
水 色 ミニカー |
全長2.5m以下、全幅1.3m以下、全高2.0m以下、総排気量が20ccを超え50cc以下、または定格出力が0.25kWを超え0.6kW以下の車室を備えた3輪以上の普通自動車。 |
125cc超~250cc以下 (軽二輪) |
基本的には運輸支局への届出が必要となりますが、業務を受託された軽自動車検査協会への届出でナンバープレートと【軽自動車届出済証】が交付されるようになっています。 |
---|---|
400CC超 (小型二輪) |
運輸支局への届出により検査を受け、ナンバーを指定されて【自動車検査証】が交付されます。 |
バイクの種類
一言でバイクといっても、その種類によって得意分野がかわってきます。
主なものを紹介しましょう。
ネイキッド |
もっともベーシックなバイクらしいバイクで、スポーツもできてツーリングも街乗りもこなせる万能バイクです。 |
---|---|
スーパースポーツ(レプリカ) |
GPマシン直系の市販車。各メーカーとも最高スペックのバイクを用意しています。 |
ツアラー |
ツーリングに重点を置いたモデルで、スーパースポーツに匹敵するスペックのモデルもあります。 |
アメリカン(クルーザー) |
カーブや起伏の少ない長距離の巡航に適した構造になったバイクで、日本では主にアメリカンと呼ばれます。 |
オフロード |
ストロークの長いサスペンション、ブロックパターンのタイヤなど、ダートなどの悪路を走ることに特化した構造のバイクです。 |
デュアルパーパス |
オフロードのようなロングストロークのサスペンション、高い車高などを備えながら、大径のタイヤや高速安定性を求めたステアリングなど、オンとオフの両方を兼ね備えたバイク。 |
スクーター |
無段変速機によるオートマチックのものが多く、足をあげずとも揃えて乗るタイプのものが多いです。積載性に優れます。 |
細かく分類するとまだあるようで、異なる呼び方もあるようです。
大まかにこのあたりを理解しておけば問題はないかと思います。